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このコンピュータに接続されている USB デバイスの1つが正しく機能していないことが、Windows によって認識されていません。
外付けHDDの電源を入れると、この人工無能が作ったようなメッセージが出てきます。
このメッセージをクリックしても解決することはできないので、
私がいじった結果見つけた、解決方法になるかもしれないいくつかの方法を書いておきます。
私の環境は、自作PC、WinXP-HOME(SP2)、外付けHDDはSeagateのHDDを恵安の
JHHD-350
に入れたものです。
USB2.0をオフにする
USBメモリを認識させた後につなぐ
ドライバを入れ直す
別件で、マウスが動かなくなった時の記録
USB2.0をオフにする
デバイスマネージャを出します。
(マイコンピュータを右クリック>プロパティ>ハードウェア>デバイスマネージャ)
USB (Universal Serial Bus) コントローラの中の標準エンハンス PCI to USB ホストコントローラ(もしくは、*** PCI to USB Enhanced Host Controller)を右クリック>無効
この方法は、かなり有効だと思います。
私の環境では、これで確実に認識されるようになります。当然、USB2.0がオフになれば、USB-HDDやUSBメモリの通信速度はかなり遅くなってしまいますが……
USBメモリを認識させた後につなぐ
……これは一種のおまじないです。
USB2.0がオンの状態で、まずUSBメモリをつなぎます。このメモリーをつないだ状態で、
USB-HDDの電源を入れる、または電源を入れたUSB-HDDをつなぐ等すると
正常に認識されることが何度かありました。
ドライバを入れ直す
ドライバを入れなおすことで正常に動作するようになることがあります。
以下、自己責任でお願いします
※インストールする際USBマウス+USBキーボードだと、全く動かせなくなる可能性があります。
サービスパックなどを入れ、新しいドライバに代わった直後から動作しにくくなったような気もするし、ドライバのインストールが上手くいっていなかった可能性などもあると思い、ドライバを入れなおしました。Windowsは新しいバージョンのドライバを勝手にインストールしてしまうため、USB2.0のドライバ関係のファイルをコピーして、適当な場所にフォルダを作って保存しておきます(C:\driver 等)。
使うファイルは次のものです。
usbehci.sys
5.1.2600.1106 (xpsp1.020828-1920)
usbport.sys
5.1.2600.1106 (xpsp1.020828-1920)
usbui.dll
5.1.2600.0 (xpclient.010817-1148)
usbhub.sys
5.1.2600.1106 (xpsp1.020828-1920)
hccoin.dll
5.1.2600.1243 (xpsp2.030702-2125)
参考程度に、私が使ったバージョンも併記しておきます。複数バージョンある場合は、いろいろ試して安定した状態を探してみるといいかもしれません。
デバイスマネージャで、標準エンハンス PCI to USB ホストコントローラを右クリック>ドライバの更新
→"一覧または特定の場所からインストールする" を選択
→検索しないで、インストールするドライバを選択する
ここで、デジタル署名されたドライバが表示されますが、右下の、"ディスク使用"をクリック、参照からハードウェア情報の保存された場所ならどこでもいいので、
C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386
等を指定します。
エラーが出たり、他のディレクトリ(ハードウェア情報)でドライバのインストールを試してみたい場合、"usbport.inf"というファイルが入っているディレクトリ(もしくは、このファイルそのもの)を指定してください。このようなディレクトリを指定すると、 "デジタル署名されていないドライバ"が表示されました
今回は、標準エンハンス PCI to USB ホスト コントローラを選択して成功しましたが、どちらでもいいのかもしれません。
また、SISと出ているのは、私のPC環境に依存してなので、
場合によってはNECだったり、IBMだったりするようです。
次へをクリックすると、usbehci.sys を指定しろと表示されるので、さきほどドライバ関係のファイルを5種類ほど保存したディレクトリを指定します。
以下、デジタル署名のないドライバをインストールすることに同意
> usbehci.sysの場所をもう一度指定
> ほかのファイルの位置を上と同様に指定
などとすればインストールできます。
インストール完了直後にUSBマウスが動かなくなった場合、
"完了"に破線の枠が合わさるまでTabを押し、ENTERを押すことでインストールは完了します。
キーボードもUSBであった場合、キーボードからの入力も受け付けなくなる可能性がありますが、
ちゃんと上に書いときましたからね。うらまないでください。
場合によってはPCを再起動してください。
また、上のUSBメモリを挿した状態でのHDD起動なども試してみてください。
別件で、マウスが動かなくなった時の記録
2009年3月22日追記。
USBHDDとは関係ないものの、PCIスロットにギガビットLANボードを接続した際、マウス、USBメモリが不自然に認識されないようになりました。その際の表示は、上のUSB-HDD同様、「このコンピュータに接続されている USB デバイスの1つが正しく機能していないことが、Windows によって認識されていません」というものでした。
USBマウス等は、「不明なデバイス」としか表示されなくなり、この「不明なデバイス」に正しいデバイスドライバを割り当てることはどうにも無理そうでした。
「不自然に認識されない」と書いたのは、PCケース前面のUSBスロットにマウス、USBメモリ等を挿しても、上記のエラーメッセージが表示され上手く動作しませんでしたが、背面のUSBスロットに挿すといずれも上手く認識された点です。
今の私のPCの前面のUSBスロットは、実際のところ、PC背面にあるUSBスロットのうち2つを、ケーブルを用いてPC前面までつないでいるというだけのものなので(PCケースにそんなケーブルが付属していた)、PC背面に挿しっぱなしのUSB用延長ケーブル的なものを一度抜き、代わりにUSBマウス、メモリ等を直接挿しただけで正しく認識されるとうのは、一種おかしな現象でした。
実際、背面に突き出しているマザーボード上のUSBポートと、PCケース前面のポートをつなぐケーブルの内部で断線が起こったとか、PCケース前面のUSBスロットが接触不良を起こしているとかなら有り得ない話ではないので、PCケース前面のUSBポートを利用するのは諦め、USB用の延長ケーブル、もしくはUSBハブを買いに行こうかと思ったこともありましたが、この現象についてもUSB関連のドライバを弄っている最中になんとかなりました。
行った作業内容は、
・とりあえず、ギガビットLANカードを取り除く(一旦、電源を落とし、電源コードを抜いての作業)。再起動しても、改善の兆しは見えず。
・USB2.0(enhance USBホストコントローラ)を無効にしてみる(効果なし)
・標準USBホストコントローラ(USB ver1のほう)を無効にしたり、有効にしてみたりする。
(当然、無効にしたUSBポートは一切機能しなくなるが、PC背面には合計4ポートのUSBスロットがあり、2ポートずつ別々に管理されている様子(上のほうの写真参照。USBホストはエンハンスホスト以外に2つ存在しています)。現在、PS/2マウスがなく、USBマウスが2つある状況だったため、作業は背面に挿した1つ目のUSBマウスを使って行い、PC背面から前面まで繋いだ先のUSBポートにもう一つのUSBマウス(不明なデバイスと認識され、使用不能)を挿し、それが正しく認識され、動作するようにドライバの設定を行った)
・前面につながっている方のUSBホストコントローラを識別し、そちらのドライバを一旦消去する。(USBホストを無効にした時、背面にさしているマウスが動かなくなるか、デバイスマネージャ上から「不明なデバイス」が消去されるかいずれかで判断可能)
・デバイスマネージャ上のメニューから、「操作>ハードウェア更新チェック」を行い、USBホストコントローラをインストールし直す。
・「不明なデバイス」としか認識されなかったUSBマウスが、「USBヒューマンインターフェイスデバイス(ヒューマンインターフェイスデバイス以下に出現)」と認識される。ただし「黄色い"!"付き」
・USBヒューマンインターフェイスデバイスのドライバを更新。サービスパック以下のディレクトリ(C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386)等を指定し、そこから出てくるヒューマンインターフェイスデバイス(電子署名無しのものを含む)をいろいろ指定してみるうち、正しく動作するものが見つかった。usbohci.sysとかの位置を指定する必要があった。
・USBヒューマンインターフェイスデバイスが正しく認識されると、USBマウスも正しく認識された。
という形で、PCケース前面のUSBスロットも以前同様普通に使用できるようになりました。
ギガビットLANカードを入れる前の回復ポイントに戻ったりしても直らなかったので、ポートそのものかケーブルが物理的に壊れたかと思いましたが……
上手く動くようになってよかったです。
さらに、この先にもうひとつ"
奥の手
"として、「WinXP用サービスパック3を入れる」というものも用意していました。
結局、今回はSP3を使う機会はありませんでした。一旦取り外したギガビットLANボードについては、WinXP機で利用するのは一時諦め、もう一台のLinux用PCに入れて試してみることにしました。
2007.02.04
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