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物理の勉強
ドラゴン桜で東大に入れるか?
世界史ってなに?
で、お前の勉強法はどれくらい信頼できる?
現代文で100点が取れる方法
そんなことを謳う参考書が存在します。
表にどーんとは書いてないと思いますが、たしか書いてあったと思います。
この参考書への評価はまちまちで、「大変参考になった」という意見と、「消去法で普通に問題といて見せてるだけじゃん。」という意見に分かれているように思えます。わたしは大変参考になったので、肯定的な側からこの参考書を評価してみます。
ちなみに私は、理系の学生であったため選択問題のみ説明した上巻のみしか読んでいません。
理系なら上巻だけで十分という分け方をしてくれたことに、私は大変感謝しています。
- どんな勉強法か?
これを書いてしまっては、この本を買う必要がなくなってしまうように思われるかもしれませんが、そうでもありません。
一言で言えば、やはり"消去法"でのとき方を教えています。しかしその際、問題を解くにあたっての注意点が繰り返し説明され、それにしたがって問題を解くことを練習しながら身に着けていくという内容になります。
- 普通じゃないか?
まあ、学校の先生が試験終了後、模範解答として問題を解くときも、答えに該当する選択肢以外が答えとして不適切であることを説明し、聞いているほうも「そんなものかな」という感じで納得するというようなものだったと思います。
しかし、このことは、どうしても問題を作る人間、解く人間の"主観"がかかわり、解釈が入り乱れてしまうものです。そんな問題に、厳密な正解を出す方法なんてあるのか?
現代文では、答えはたった一つに絞ることができます。
- 物理の先生の教え
私が高校にいたころ、物理の先生の現代文に関する雑談から、私はこの参考書のことを知りました。
「私は現代文が嫌いだったんです。だってあんなものの答えなんて問題作ってる奴の主観じゃないですか。作家が解いてもわからないらしいですよ。理系の学生だった私はそう思って、学生時代ずっと嫌いだったんです。
でも最近になってわかったんです。現代文はもっとも論理的な学問だということに。それさえわかればとても簡単なんです。
それがここに書いてあります。」そういって、この参考書を薦めていました。
実際、この本を手に取った生徒の割合はどんなものだったんでしょうか?
私は本を比較的良く読む学生で、小中学生のころはそのせいで国語の読解力があるのだろうと両親にいわれました。高校での現代文の成績は可も無く不可もなく、それほど気にしていなかったものの、点数にムラがあることは感じていました。また、センター試験は一発勝負であるにもかかわらず、一問の選択問題が7,8点にもなり、不安要素ではありました。そこでこの参考書を手にとって見たのです(なんだか怪しい通販みたいになってきた……)
- 役に立ちましたとも。ええ
役に立った点は次のようになります
- 実際、よい点が取れた。(センター試験結果)
74点でした。
え?なんです、文句がありますか?
100点?無理でしたが、まあしょうがないじゃないっすか。
……いいんですよ、私は!現代文はそれなりの点が取れて他の教科の足をひっぱらなきゃ!
兄にも言われましたよ。「その参考書、役に立ったんだ、ほー、俺も似たようなの使ったが、あんま関係なかったね、なんかただ問題といて見せてるだけで…え?74?俺のほうがよかったじゃんか。ほんとに役立ったのかそれ?」
- 自信が付いた
で、74点ですが。
現代文の点数は不安定であったものの、それなりに高い点数が出せるだろうと考えて試験に臨めました。心配事が減ってくれたのはありがたいです。
- 他の科目に時間を使えた。
この参考書では、実際に問題を解きながら読み進めるものの、それほど多くの問題を扱わないため、1日、2日ほどで読み終わったと思います。現代文に関して、問題数をこなしてもあまり意味は無いと思うので、効果的に勉強するためには、こういった参考書を読んで腹をくくり、他の科目に時間をまわしたほうがいいと思うのです。
- 役に立たなかったなら、それは何故か?
「役に立たなかった」という意見は、主に試験後に出る意見ではなく、本を読んですぐに出されるものだと思います。
この本で行っていることは、問題を解くための注意点を示し、次に問題を実際に解き、その中でこの本の示す注意が実際に役立つものであることを示していく、というものです。ここで、実際に問題を解かない人が多く存在します。
問題を解かずに答え説明を読むと、先ほど本の中で示されていたような考え方に基づいて消去法で問題を解く様子が書かれていて、その結果「どうです。ちゃんと答えが出せるでしょう!」となるわけなんですが、これはとてもシラける内容でしかありません。
「お前が考えた方法を示して、お前が問題探してきて、お前が解答してるんだから、都合いい結果が出るに決まってんじゃん」となります。
しかし、問題を解きながら読み進めた場合、実際に解き方を頭にとどめたまま問題を解くことになり、解き方が簡単に身に付くことに加え、答え合わせにて、自分がたどった論理と同じ方法で答えを見つけ出している様子が描かれていて、厳然としたひとつの"道"が存在することを実感できます。
役に立たなかったという人は、きっと問題を実際には解かずに読み進めてしまったのではないでしょうか?
- この参考書の利用上の注意(はっきり言って、ここだけ読めば十分)
この本は、読者に「こうすれば解ける」ということを教えているというより、問題を作る側に「こう作らなければいけない」という制約があることを漏らしているようなものです。
現代文も受験に用いられ、全国の高校生の運命を握っているわけですから、問題作成者の思い入れ、又は思い込みなどで適当に作っていいものでは無いのです。
繰り返しになりますが、問題は実際に解いてみなければ意味がありません。
示された解き方を用いて問題を解けば、本の中で示された解き方実際に役に立ち、現代文の問題が厳密なルールに基づいて作られていることを理解できるでしょう。「現代文の受験の勉強はこれ一冊」と考え、あせらずに問題を解きながら読み進めてください。私が解いた限り、上巻一冊だけなら2日あれば十分に終わります。
また、解いてみて間違った答えを選んでしまった場合は、説明と自分の考えを比べてどうして別の答えを選んだかよく吟味してから次へ進むようにしましょう。この本は、ただ読んだだけではなく、書かれている注意点を常に頭にとどめ、本の中で示される方法を実践しなければいけません。(実際にこの本を読んでみれば、現代文の解き方が、「物語を楽しむ。登場人物を理解する」などというものではなく、「一度文章の流れを理解し、その後は与えられた文章をただ機械的に"解析"し設問への答えを"弾き出す"」という作業に換えなければいけない、と理解できると思うので要らぬ心配かもしれませんが。)
- 落とし穴?
こんなことを受験を控えた人に言うのもなんですが、一応いいことばかり書いとくのもなんなんで、私なりのこの解き方への否定意見を書いておきます。
まず、自分が示す方法で問題を解かせ、その後でその解き方が正しいことを示してみせることはこの本に書かれていることが正しいことを示すために必要なことです。
しかし、例を示すにあたって問題を選んでくるのも本を書いた人なわけで、その際、自分に都合のいい問題を選んできた可能性は否定できません。
この本の中では、むしろこの本に書かれた方法でなければ間違った答えを選んでしまいがちな問題(難問?)を選んでいるような印象さえありますが、この本の方法では間違いになり、直感に頼って答えれば正解が出せていた。などという問題も実際にはあるように思えます。
その点、この本の筆者の方はどう思っているのでしょう?
そんなことは思わず、全てに正解を出せるのでしょうか?それとも、直感が混じるような問題を見つけては
「あー、この問題作った奴わかってねえなー」
などと悪態をついていたりするのでしょうか?
また、この本を解き進めていくと、解説で、自分の用いた論法と同じ方法で答えを出す様子が示されていると、「やっぱりこれで正しいんだ!」と大変な満足感が得られます。
やる気が出ます。大変いいことです。
しかし、こういった安心のさせ方誘導の仕方は、言ってしまえばカルト宗教的でさえありますw
とはいえ、褒められる、達成感、情報と自分の考えの一致などによる安心感、一体感といったものを否定してはもうなにもできませんからね。
「そんな思惑にはのらねーよ。俺そこまで馬鹿じゃないし」
とか斜に構えるのもいいですが、利用できるものは利用しましょう。
- 数学 参考書活用法
参考書はなかなか手がつけられませんでした。しかし、3年になってやっと使ったので、そのときの経験からいくつか書いておきます。
- どんな本を買えばいいか
自分のレベルにあった参考書を、と言われても、初めて参考書を買う時点では1年生の1学期だったりするとおもうので、
まず、章の始めのほうの問題では、その参考書の難しさを比べることはできません。始めのほうにある問題は同じ出版社の難易度の異なる参考書ではほとんど同じような問題についての解説をしていることが多いです。それは基本となる、押えておくべき問題だからで、難しい参考書でも同じ場所から始まっているということです。そのため、どれほど難しい問題が出てくるかは章の末のほうにある問題を見てみないと分かりません。
しかし、ほとんどの人は章の後ろに出てくる応用問題、発展問題はすぐには解けないでしょう。参考書は中身を見て選ぶのが普通なので、最後に一冊買うまで、もしくは腕が痺れるまで何時間でも粘って選んでいいもののはずです。それでも本当に参考書の違いを見極めようとするなら、職員室や図書室にあると参考書を数日かけてじっくり読むほうがいいでしょう。しかし、実際にははじめはそれほど悩まずに数研の黄色チャートあたりを買ってみて、それを一通り解いてみてから本屋へ行き、他の参考書を開いて比較してみるというくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
- どう使えばいいか(問題数が多すぎる件について)
各章を終えたころに行う小(中?)テストの前に参考書も軽く解いておくことを先生に薦められたものの、そんなことをする時間はありませんでした。それは全ての問題を解こうとしていたからです。もっと少ない問題数で全体を一回りするにはどうすればいいか
それは「例題だけを解く」という方法です。
これはそもそも、教科書について、問題集について先生が言っていたことでしたが、「最も重要な問題は例題だ。問題と一緒に解き方も明示されてしまっていて軽視しがちだが、実際はこの例題がもっとも注目してほしい問題として示しているはずだ」というものでした。
チャート式なら1ページに一問ずつ例題が示してあり、そのあと4〜6問の練習問題が示してあります。練習問題は初め一切解かず、例題だけを解いて最後まで一旦進んでしまったほうがいいでしょう。
例題が解けなければ、解答を見てどんな方法で解いているのかを理解することに努め、理解できなかった場合はページの上端の問題番号のあたりにチェックを入れ、- 解き方を丸暗記するつもりで何度も書き写してみる、
- 練習問題の解答と比較してみる、
- 本屋へ行き、同じような問題をどのように解き、どう説明しているかを見てみる(腕が痺れるまで本屋の店先で読んでくればいい)
- 先生に聞く
等の対策を講じて理解できるまでがんばってみてください。
はじめて見たときには全く解けない問題でも、がんばっ手理解しようとした事のある問題は、後で見ると驚くほど簡単に解けてしまうことがあります。脳の記憶の整理によるものなのでしょうか?
- 青チャート不要説
赤チャートのみならず、青チャートも必要ないという説です。高校の数学の先生に言われました。
先生の言うところでは、「青チャートの内容も難しすぎる。これを解ける必要は無い。」というもので、黄色チャートを2,3回繰り返し解けばどんな大学の問題でも解けるようになるとのことでした。
この話の後、数学VCの教科書を買い、参考書も各自買ったわけですが、数学TUABは青チャート、数学VCは黄色チャートという人が僕も含めて結構いました。実際、黄色チャートの発展問題でもかなり苦戦しましたし、繰り返し解いた分より力がついた気がしました。
- 物理の勉強
- 物理の参考書
何のひねりもありませんが、橋本の物理の大原則か河合塾の物理のエッセンスがお勧めです。
穴埋め形式の物理の大原則、対話形式を用いた物理のエッセンス共に参考書としてはあまりレベルが高くなさそうな本に見えますが、よほど自信のある人(京大、東工大レベルをスラスラ解ける人とか)以外はどちらかを読むことをお勧めします。
私の場合、なんとなく穴埋めで進む形式が合わないと思ったため物理のエッセンスを選びましたが、どちらも素晴らしい参考書です。
- 次元式
次元式は単位に関係する式なのですが、覚えておくと便利なものなので是非身につけてください。次元式の説明
- ドラゴン桜で東大に入れるか?
ドラゴン桜すげえ。なにがすごいかって、読んだだけで東大に入れる気分になるところ。
むしろ入れ"た"気分。もう俺も今東大生。なに、たいしたこと無いって、東大なんて。
お前どこの大学?え、それどこにあんの?終わってね?
どうも、終わってる人間の一人です。
さて、ドラゴン桜の方法で東大に合格できるか?に対する私の考えはyesです。ただし、並みの進学校にいる学生が2年生の夏休みくらいから勉強を始めた場合についてだと考えてください。
三年になってから、しかも中学までの内容もおぼつかない場合は間違いなく不可です。どんなに上手くいってもやはり時間が足りないでしょう。
ここではドラゴン桜に書かれていることが正しいことを説明していきたいと思います。
あの本に書かれていることを並べると次のようなことにあります。
- あまり知られていない受験の真実
- 効率のよい受験テクニック
- 生徒のモチベーション維持(やる気)
- 膨大な問題演習
一つ目の特徴は、東大に入るにあたって理系のほうがいい、東大の試験が要求するのは基礎的な部分等、東大に入ることが特別なことではないことなどをしめしている部分です。
自由英作文の採点方法などは言われてみれば、という感じですが、元々受けるつもりだった学生であっても知っているのとしらないのでは大きく変わってくるでしょう。
次に、効率のよい受験の技術として、勉強法、東大に合格するために勉強すべき内容などが示されています。
ドラゴン桜では常に生徒を褒め、時に炊き付けるなどして生徒のやる気を出させる方法について書かれています。これはとても重要なことです。むしろこの本自体がやる気を出させるための仕掛けそのものだったりします。
ただ、あまりによくできているためか読んだだけで入れるつもりになってしまう点は大いに問題です。
職員室内では小テストの結果、授業態度などから生徒の現在のやる気を見極め、少し落ち込もうものなら桜木が、時には講師陣がやる気を取り戻させるための方法を示し、それを聞いた生徒もあっさりと立ち直ってくれています。このようなバックアップを龍山高校以外で得るにはどうすればいいのでしょう?
親も「あんたが勉強しても無駄」など言ってはいけない反面、あまり期待しすぎることもプレッシャーになる以上、この役割をはたす事は難しいでしょう。ならば、自分でやる気を出す、大学生ではなくプロの家庭教師を雇う、カウンセラーに頼むなどでしょうか。
そしてこの漫画では、やる気を維持した状態で相当な時間勉強を続けています。当然ですがこれがもっとも重要です。1日12時間くらいでしょうか?それを炊き付けられたりしながら1年間続けることをできる人間はいるんでしょうか?(司法試験とかってそんなかんじなのかな?)
もし本当にこれだけの時間、高い集中力を維持したまま勉強できたなら、この作品中に出てくる高校落第レベルの学生でも東大合格レベルまで学力をあげることができるかもしれません。
しかし、この仮定は実際にできるものではないと思います。作品中、学生に勉強の習慣をつけさせる合宿に始まり、やる気が下がるたびに飴と鞭で再びやる気を引き出され、アヒルなら肝臓がフォアグラになってしまいそうな状況を一年間続けるというのはかなり厳しいはずです。
作品中では何のかんのいいながら、生徒は勉強を続けていますが、なかなかそうはできないものです。
例えば、実際にはトランプを用いた足し算の練習を一週間続けたことだって難しいんじゃないでしょうか。
これらの事を吸収し、その方法に基づいてじっくりみっちり勉強すれば東大に入れるでしょう。しかし、東大に入れる、入れないを分けるのはやはり「努力の量」の差だと思います。
- 世界史ってなに?
未履修です。そんな悪いことですかね?
同じ大学にいる友人何人かに聞いてみても、世界史やってない、家庭科やってないな話をほとんどの人から聞けました。
高校の担任の先生(数学科)は、「進学校ではどこでもやってる。そうしないと受験なんてできない」といっていた気がします。また、物理TA、化学TAもやりませんでしたがこちらは学習指導要領を読んだ限りでは問題無いようですね。軽く読んだ限りではほどんど中学までと同じような内容でしたし、世界史Aも同様にあえて授業で取り扱う必要はないと思ってました。
国語の先生は次のようなことを言っていました。「理系の学生は大変だね。よくあんな量を勉強してそれを身につけられると毎年感心する。小テストやその追試を受けるペースもみてて可哀想になる。
でも、だからこそ国語もちゃんと勉強してほしい。理系の勉強をがんばってたのに、センターの国語のテストで失敗してしまう人を結構みるから。」
まあ、後半部分を言いたかったんだと思いますが。
文系が楽して受験までいけるといいたいわけではなく、文系では理系ほど無駄なカリキュラムは組まれていないのではないでしょうか?
(他の学校で家庭科を端折ってるような場合は文系でも違反があったのでしょうが)
理系では数学VC、物理U化学Uが必要なのに卒業に必要な単位としてカウントされておらず、単純な勉強時間の量では十分に卒業するに値するものとかんがえることができるはずです。(特に数学VCが大きい。理系クラスにて、200点満点のテストで平均点20点なんてこともありました。1クラスあたり零点が10人位ずついるとか。)
ちなみに、私がいた高校では現代社会を教えずに倫理、政治経済二科目を教えられました。この2科目分の時間を現代社会+世界史Aとかに割り振れば指導要領を守れたのかもしれないのにあえて倫理、政経を教えていたのは、この二つを学習させるべき科目と考えてカリキュラムを作ったためではないかと思っています。
(あ、でも倫理、政治経済二科目は両方とも、必要な時間の半分くらいしか授業してないとかかも。)
世界史B(と日本史or地理の社会科2科目)を身につける時間はなかったでしょうし、世界史Aは勉強するだけ無駄だったと思いますよ。教科書は少しながめてみましたが…あれは小学校の教科書を思い出す構成でしたねえ。
ちなみに、地理もあまり真面目に履修してる感じではなかったですね。授業が眠かったということもありますが、私もほとんど授業は聞かず、教科書は使わず、学校指定の問題集+参考書で受験勉強で身につけたかんじでした。
そして卒業、入試を間近に控えた時期、地理で赤点をとり続けて卒業が危うくなったクラスメイトがいました。受ける大学によっては地理は必要ではなく、社会科が必要な場合でも倫理、政治経済の得意なほうどちらかか、勉強しなくてもある程度の点数がとれる現代社会のほうがいい点がでるらしく、他の科目の勉強に追われていたため地理は全く勉強しなかったそうです。
で、結局追試をうけることになりましたが、ここだけの話、カンニングで合格点を取ったらしいです。どうも地理の先生、放課後に行われる追試のときはいつも試験開始と同時に教室から出て行ってしまうらしく、その間に解答を見せ合ったのだそうで。(一人30ページずつ等、あらかじめ分担して勉強してあるため、全員自分の担当分を守ってくれば比較的簡単に100点が取れる。)
これを読んだ人は地理の先生も共犯っぽく思えるかもしれませんが、その先生の普段の様子から考えて、試験中出て行ったことに深い意味はないと思います(多分)。
この話を聞いた当時の私の反応は、
受験勉強あるんだししょうがないなーと思った
↓
数時間後、受験以前に卒業できないんじゃダメなことに気づく
↓
ちょいウケ
といった感じでしたか。
上のエピソードは、高校生だったころを思い出してなんとなく書いたものですが、世界史を履修してない自分も似たようなものなんですね。卒業できてない。
でも別にいいやって気がします。
中学生のころは他の人の宿題を写す人に対し嫌悪感を感じたと思いますが、高校のこれとかはそれほど気になりませんでしたね。「勉強していたため勉強する時間が無かった」という言い訳もなかなかおもしろいじゃないですか(そういう問題じゃないか)。
冗談は置いといて、勉強する意味は本人に返ってくるということが分かってきていたためでしょうか。そして地理の勉強を放棄した本人も分かっててやってた。地理は自分に、もしくは受験に必要ないと判断して勉強しなかったんです。
こう書くと、「そんなに受験が大事か?」と言う人がいるかもしれませんが、そりゃ大事でしょう。高校は大学受験のための知識を得る場所でしょう。じゃなきゃ男子校なんていきません。私の灰色の青春は何のため?大学受験のためです。まあ、共学行っても灰色だったと思いますけどね!(米笑)
んで実際にところ、高校の勉強(受験勉強)は大学で役に立ってます。英語はいくら勉強しておいても多すぎることはないでしょうし、数学、物理、化学については工学部の学生は高校で身に付けたことだけでやっていくことも多いのではないでしょうか(少なくとも、4年次に研究室に配属されるまでは。場合によってはそれ以降も。)
大学生活についてですが、大学受験をした結果として入れた大学と、それより簡単に入れるであろう学校に比べて何かアドバンテージがあるかと問われれば、研究室配属までは何も感じられませんでした。授業はかなり分かりにくく、そんな授業でも合格点を取るためがんばってしまう学生が多いこともあって、高校時代に比べ、試験で合格点を取るまでにかなり苦労したように感じられました。
研究室に配属されると、指導教官や研究設備、就職などには違いが出てきますが、授業に関してはむしろ無駄に苦労するだけな気がします。夏休みも短いし。(8月10日ほどまで授業+試験があり、9月前半の10日ほどにも試験期間があります。大学によっては7月初めから休みだったりするらしいと聞きますが。まあ、医学部の人から聞いた実習という名の病院内の雑用(当然タダ働き)が夏休み中を占めているとかよりはいいですけどね。)
結局、今後世界史とかってどうなるんでしょうね
あといくつか書きたいこともあったんですが、今の受験生に迷惑になってもアレなんで保留しときます
完全にほとぼりが冷めたころに加筆予定
- で、お前の勉強法はどれくらい信頼できる?
どこの大学に受かったかはとりあえず伏せますが、参考までに、センターの結果は619/800,710/900でした。
センター試験前に、志望校を決めるにあたって、担任教師から
「お前が希望している大学へ合格するには、センターで620/800がひつようじゃ!」と言われていたので、
(真剣な話をしているので、こんなふざけた言い回しをしていたわけではありませんが。)自己採点を終え、合計点数を出した瞬間には笑ってしまいました。
で、結局もともとの希望校を受け、合格することができました。(1点差が響くようなぎりぎりのラインではなく、目安として示されていただけなので。)
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