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  • OP25Bとは

    OP25Bは、迷惑メールを削減するために各プロバイダが導入を始めている技術です。
    「OP25Bと送信ドメイン認証が迷惑メールに有効」,JEAGが報告書

    JEAGの見解(PDF)
    これをみても、有効とする根拠が書かれてないような。
    ・スパム送る怪しい業者は適当なプロバイダに契約+サーバ用意してspamばら撒く
    →規制されるようになったらドメイン代えて再びスパム送信
     という行動を繰り返すため、そういった輩を減らすための工夫。
    ……つまりこの技術は、「自宅サーバーを減らすことを目的にしている」ということでしょうか?
    (でも対策すれば結局はspam送り放題なのでは?)

  • Yahooでは2006年夏頃から、携帯電話に対して送られるメールに対してOP25Bを開始しました。私のところでも9月初めに導入されていたようで、携帯にメールを出しても届かなくなり、暫くの後(5日後くらい?)にMAILER-DAEMONから次のようなメールとともに帰ってくるようになりました。

    From: MAILER-DAEMON@egf.or.tp (Mail Delivery System)
    Subject: Undelivered Mail Returned to Sender

    This is the Postfix program at host KURO-BOX.

    I'm sorry to have to inform you that the message returned
    below could not be delivered to one or more destinations.

    For further assistance, please send mail to

    If you do so, please include this problem report. You can
    delete your own text from the message returned below.

    The Postfix program

    <***@ezweb.ne.jp>: connect to ***.ezweb.ne.jp[***.***.***.***]: No
    route to host


    このメール中には詳しい情報はないものの、携帯にのみ届かない、携帯からこちらまでは普通に届く等の状況、YAHOOの発表等の情報からOP25Bによることだけは理解したのですが、対策がよくわからず今まではそのままにしていました。
    2007年1月からは届け先に限らず、ヤフーに契約している人間の出すすべてのメールに対する規制が始まるようです。これまで詳しく勉強する時間がなかったものの、いよいよ不便を感じるようになってきたため、冬の休みを利用し自宅サーバのOP25B対策を行いました。
    OP25Bへの対策は、プロバイダの提供するメールサーバで中継し、そのときに認証を行うため送信者の身元を保証できるということだと思います (多分。…いや、ちがうか?)


  • 587番 サブミッションポートは自宅サーバには関係なし
    587番のサブミッションポートの利用は上にリンクされているJEAGの資料から、メールソフトからメールサーバに達するまでの状態でのみ通過できるように読み取れます。サブミッションは"提出"と訳することができ(プロバイダのOP25B対策のページに書かれているところの"投稿")、サーバーからサーバーの通信だとこのポートを利用できません。
    具体的には、
    1. 自社(プロバイダ)ユーザーがメールソフトを使って自社メールサーバに"投稿"する場合
    2. 他社(プロバイダ)ユーザーがメールソフトを使って自社のメールサーバに"投稿"する場合
    3. 自社ユーザーがメールソフトを使って他社のメールサーバに"投稿"する場合。(この場合は、もともと何も規制されていないからですが)
    がport587を使える範囲となります。


    以上より、自宅サーバでメールを送信するためには、プロバイダの提供するメールサーバを経由する設定をしなくてはなりません。
    以下に、私が行った設定などを書きます。
    私の環境は、玄箱HG Debian sarge、Postfix、プロバイダはyahooBBです。